次期N-BOXはどこまで進化するのか?ホンダが「Honda SENSING 360」と「Honda SENSING Elite」の次世代技術を発表!

どーも、momotaro🍑でございます。

約一週間前に「Honda SENSING 360」はその後どうなった?という思いから、【2022年更新版 車種別に分類 解説! Honda SENSING(ホンダセンシング)(2022年11月26日現在)】という動画を公開致しました。

すると、タイミングよく12月1日にホンダから、「Honda SENSING 360とHonda SENSING Eliteの次世代技術」のニュースリリースがございました。

ということで、今回はこちらホンダセンシングの次世代技術についてまとめてみようと思います。
よろしければおつきあいください。

Honda SESING 「Elite(エリート)」と「360(サンロクマル)」のすみわけ

「Elite」と「360」の違いを、私なりに解釈すると

「Honda SENSING Elite」
 現在、自動運転レベル3を実現したホンダ「Legend(レジェンド)」に搭載。
 先進安全支援とともに自動運転化技術を目的としたホンダのフラッグシップとなるシステム。量産車全体に近々に搭載されるわけではなく、あくまで将来を見据えての技術。

「Honda SENSING 360」
 今年から中国を皮切りに展開を開始。
 Honda SENSING Eliteで培われた技術をベースに、現在ホンダの一般車両に搭載されているHonda SENSINGを全方位センシングへ拡大する技術。
 さらにドライバーの異常、周辺の道路環境、走行車両をさらに的確に検知することも今後の視野に入れている近い将来量産車にも展開される技術。

という感じではないかと思います。

https://www.honda.co.jp/news/2022/c221201.html

現行国内の量産車に搭載されている「二輪検知機能付Honda SENSING」については、2030年までに全世界の四輪全機種への適用を目指すそうです。

では、次世代「Elite」と「360」について一体どんな技術が今回発表されたのか?
見ていきたいと思います。

次世代 Honda SENSING Elite

概要

https://www.honda.co.jp/news/2022/c221201.html

Honda独自のAI技術を活用した認知・理解技術により、従来の高速道路に加え一般道路も含めた自宅から目的地までシームレスな移動を支援する技術を新開発。

適用開始予定

2020年代半ばから順次適用予定

次世代技術 具体的な内容

一般道路運転支援

複雑な道路環境にも対応可能な高度な認識・制御技術を活用し、一般道路での運転支援を実現。具体的には、リスク予測により事故を未然に回避する技術や、一般道路での運転負荷軽減を狙ったアダプティブ・クルーズ・コントロール、車線維持支援システムおよび、幹線道路渋滞時におけるハンズオフ機能の導入を図っていきます。

https://www.honda.co.jp/news/2022/c221201.html

自動駐車支援

戸建て、集合住宅などの自宅駐車場における自動出庫・入庫を実現。
将来的には、外出先での呼び出し・乗り捨てが可能なオートバレーパーキングの実現を目指します。

https://www.honda.co.jp/news/2022/c221201.html

高速道路全域運転支援

従来の車線維持機能、車線変更機能、トラフィックジャムパイロット(渋滞運転機能)に加え、合流・分岐シーンでの支援機能を追加。また高速道路本線全域での自動運転レベル3実現に向け、2020年代後半の技術確立を目指します。

https://www.honda.co.jp/news/2022/c221201.html

ちなみに「自動運転レベル3」は、一定の条件化で「アイズオフ」すなわち走行中に正面から目線を外すことが許されます。スバルや日産などの運転補助システムは一定の条件化で「ハンズオフ」すなわち走行中にハンドルから手を離すことは許されますが目線を外すことはゆるされない「自動運転レベル2」に相当するということです。

以上が、次世代「Honda SENSING Elite」の内容になります。

最初の「一般道路運転支援」、これはかなりハードルが高い技術だと思います。
正直、一般道路は何が起こるかわかりませんからね~
研究・開発陣には本当に頑張っていただきたいと思います。

続いて、

次世代 Honda SENSING 360

概要

2022年に中国から展開される?された?現行の「Honda SENSING 360」に加えて、ドライバー異常や周辺環境を検知し事故のリスクを減らすことで、ドライバー運転負荷をさらに軽減する新機能を追加。

適用開始予定

2024年よりグローバルに各地域のニーズに合わせ順次適用開始

次世代技術 具体的な内容

https://www.honda.co.jp/news/2022/c221201.html

ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能

高精度地図、GNSS(Global Navigation Satellite System)を活用し、自車の位置を高精度に特定。手を離した状態(ハンズオフ)での運転を支援します。システムがアクセル、ブレーキ、ステアリングを操作し、ハンズオフでも設定した車速を保ちながら車線の中央に沿うように走行。先行車がいる場合には、適切な車間距離を保って追従します。カーブでは曲率を前もって読み取り、カーブ前後で加減速を行い、安心感のある運転を支援します

https://www.honda.co.jp/tech/auto/safety/sensing_360_NextConcept.html?from=newslink

ハンズオフ機能付高度車線変更支援機能

ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能で走行中、高度車線変更支援スイッチをONにしていれば、遅い先行車を検知すると周辺の状況から追い越しが可能かシステムが判断。可能と判断すると、システムがドライバーに告知を行ったうえでウインカー操作や加減速、ハンズオフでのステアリング操作を行い、追い越し・車線復帰を支援。また、ナビで設定した目的地へ向かうための分岐・出口付近での車線変更や、車線数が減り、自車の走行車線がなくなる場合の車線変更もシステムが支援。これらの場面に伴う不安や緊張感を軽減します。

https://www.honda.co.jp/tech/auto/safety/sensing_360_NextConcept.html?from=newslink

ドライバー異常時対応システム

システムからの操作要求に対してドライバーの反応が無い場合、同一車線で減速・停車を支援する機能。ドライバーがシステムからの操作要求に応じなかった場合、警告音を強め、ドライバーに操作要求に応じるよう、さらに促します。それでも、ドライバーが操作要求に応じなかった場合は、ドライバーや同乗者、他の道路ユーザーを車両衝突による危険から遠ざけるために、ハザードランプとホーンで周辺車両への注意喚起を行いながら、減速・停車を支援します。

https://www.honda.co.jp/news/2022/c221201.html

降車時車両接近警報

駐停車中、後側方に接近する車両を検知すると、フロントピラーもしくはサイドミラー上のインジケーターを点灯させ、認知を支援します。乗員が降車のために開けたドアが、自車側方を通過する車両と衝突するおそれがあるときは、インジケーターを点滅させると同時に警報音で注意を喚起し、ドアを開けることを留まるよう促します。

https://www.honda.co.jp/news/2022/c221201.html

ドライバーの状態と前方リスクを検知 回避支援を行う技術

ドライバーの状態と前方リスクを検知し、注意力が欠け運転操作が散漫になった可能性がある場合、注意を促し、安全運転をサポートします。ドライバーの注意力が欠けた状態が続き衝突の恐れがある場合には、衝突回避を支援します。

① 注意喚起、衝突注意警報
歩行者、自転車、路肩停車中のクルマなどに衝突する可能性があり、注意力に欠けた運転の可能性があるとシステムが判断した場合、減速し車線をはみ出さないようステアリングを支援するとともに注意喚起を行い、ドライバーに注意力を取り戻させ安全運転をサポートします。

② 緊急回避支援技術・車線内回避支援技術
歩行者や自転車、路肩に停車しているクルマなどに衝突する恐れがある場合、ドライバーのハンドル操作をきっかけに、システムが操舵を支援し、減速とあわせて回避を支援します。
同じ車線内に十分な回避スペースがあるとシステムが判断した場合、車線内で減速を維持しながら、システムはステアリングを回避方向に操作し、車線内での衝突回避を支援します。

https://www.honda.co.jp/tech/auto/safety/sensing_360_NextConcept.html?from=newslink

ということで、次世代「Honda SENSING Elite」と次世代「Honda SENSING 360」について見てまいりました。

正直、自動運転レベル3の実現は早いホンダですが、量産車レベルでは、スバルや日産に比べて特に目新しいところはあまりなく微妙な感じも否めないですが、「Honda SENSING」の良さの1つは、基本全車標準装備ということですので、今後価格と装備の質の折り合いをどのようにつけていくのかが個人的には気になるところです。各メーカー向かっていくところは同じだと思いますので。

そして、次期N-BOXには何処までの「進化したHonda SENSING」が採用されるのか?
こちらも気になるところです。

以上

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