ホンダ N-BOX エンストの可能性のある「デンソー製燃料ポンプのリコール」は今後対象車両がさらに拡大されることはないのか?心配なので、ホンダさんに問い合わせてみた!


どーも、momotaro🍑でございます。

先日、「デンソー製燃料ポンプ」を搭載したホンダの軽乗用車が2023年7月、鳥取自動車道のトンネル内でエンストを起こして停車後、後続車に追突され、後席に同乗していた方が亡くなられていたことが判明し、朝日新聞やネット上でもニュースになっておりました。

live door news (https://news.livedoor.com/article/image_detail/25523654/?img_id=40122270)

この軽乗用車がエンストを起こした原因が「デンソー製燃料ポンプの不具合」によるものと警察、ホンダから発表されています。

最新では、この燃料ポンプに関しては2023年12月8日にホンダから「N-BOX」、「フィット」など25車種、約113万台を対象範囲としたリコールが行われています。

ただ、この燃料ポンプの不具合については4年ぐらい前からホンダに限らずその他の自動車メーカーでも小出しに対象車両を拡大してリコールが行われているという経緯があるようです。

ところで、まずこの燃料ポンプの不具合の内容ですが、

燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の不具合について

今回の燃料ポンプのものとは限りません。イメージ図です。


私には細かいことはわかりませんが、燃料タンク下部についている燃料を吸引するためのインペラ(樹脂製羽根車)の成形条件が不適切のため、樹脂密度が低下し燃料により膨張して変形することがあり、これによりインペラとポンプカバーが接触し燃料ポンプが動作不良に。十分な量の燃料がエンジンに送られないためエンストを起こす可能性があるということです。

続いて各メーカーのこの燃料ポンプリコールの流れです。

燃料ポンプ搭載車のリコールの動き(引用:日経XTECH(クロステック))

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/08719/

世界のリコール総数は約1357万台

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/08707/?i_cid=nbpnxt_sied_blogcard


各自動車メーカーについてどの車種というところまで私、把握しておりませんし、とても調べきれないので今回は私が所有しておりますN-BOXについて見ていきたいと思います。

ホンダ N-BOX デンソー製燃料ポンプリコールの履歴

リコール届出日型式製作時期
2022年6月2日JF32018年3月21日~2018年12月18日
2023年6月2日JF32017年8月30日~2019年5月20日
2023年12月8日JF1、JF2、JF3、JF42017年7月10日~2020年2月14日
この期間のすべての車両が対象ではないと思われる

ちなみに、N-BOX(JF3/JF4)の後期モデルは2020年12月25日から発売ということですので、現時点では、JF3/JF4の後期、及び新型(JF5/JF6)に関してはリコール対象になっていないようです。

ホンダN-BOX これ以上、対象車両は拡大しないのだろうか?

ホンダ全体で見ると、この燃料ポンプのリコールは既に6回も出しておりますし、N-BOXに関しても3度目です。となるとやはりまた後日対象範囲が拡大されるのではということを危惧してしまいます。

日経XTECHさんの記事の中では、

注目すべきは、ホンダが今回、欠陥燃料ポンプを搭載した可能性のある全ての車両をリコールの対象としたことだ。今回同社が対象とした製造期間は「2017年6月20日~2020年9月21日」の約3年3カ月である。これまで5度繰り返してきたリコールの製造期間を整理すると「2017年8月30日~2020年9月1日」となるため、ホンダは今回のリコールでこれまでの全期間をカバーしただけではなく、さらに網を広げたことになる。これはつまり、デンソーから調達した低圧燃料ポンプの全量を不具合品とみなしたということだろう

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/08707/?i_cid=nbpnxt_sied_blogcard


ということなので、これで打ち止めという感じですが、やはり気になるのでホンダのお客様相談センターに聞いてみました。

ホンダのお客様相談センターに聴いてみた

Q1. N-BOXに関して、リコールに該当する製作期間以降の製造分(車両)は対策されたものになっているのか?

A1.「対象車の車台番号の範囲及び製作期間」に該当しない場合、上記事象に該当しない
燃料ポンプが搭載されているという認識でございます。

Q2. N-BOXに関して、対策品はどのように対策されているのか?

A2. 樹脂製インペラの製造メーカーにおいて樹脂成型方法を変更し、品質検査を行っております。

Q3. N-BOXに関して、対策品のポンプメーカーは変更しているのであれば、どこのメーカーのものですか?

A3. 誠に申し訳ございませんが、リコールに限らず、部品製造メーカーにつきましては公表しておりませんこと、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

Q4. 対策品はいつの製造分からそうなっているのか?

A1.の回答と同様でございます。

ということでございました。

回答としては、現状これ以上拡大することはないというものだと私は一応受け取りましたが、なんとも歯切れの悪い回答だというのも同時に感じました。
正直、JF3/JF4の後期モデル、さらに新型JF5/JF6も油断は出来ないような気がしております。
みなさんはいかが思われたでしょうか?

また、ホンダの12月8日付けのリコールのページには新たに文言が付け加えられたようです。(私が最初に見たときには書いていなかったと思います。

https://www.honda.co.jp/recall/auto/info/231208_5423.html


もちろん対象車のすべてがエンストを起こすわけではありませんが、今回の事故のようにトンネル内となると避難するだけでもより難しいかと思いますので、またエンストはこれがだけが原因で起こるというわけではありませんので、製造物ですから、もしエンストしたらどうするか?
改めて頭の中に入れておきたいと思います。

なお、私がお世話になっているディーラーさんでは、交換用の燃料ポンプは来春頃からしか入ってこないらしいので、しばらく交換作業が出来ないところも多いのかと思われます。
ポンプが入ってきたら入ってきたで今度はサービス(エンジニア)の方の作業が大変そうですね。

こちらの話につきましては今後も注意して見ていきたいと思います。

以上


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